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『綿の打ち直し』『フトンの仕立替え』をすると、上の写真を見て頂くように、古いフトンが同じ重さにもかかわらず体積が三倍にもなり、気持ちの良いフトンに生まれ変わります。
フトンは毎日私たちの体を支えているために、中に入っている綿も元気がなくなり固くなってしまいます。
時折、太陽に干すと元気を出してフワフワになるのですが長続きしません。
そんな時、固くなった綿を元のフワフワにできるのが『綿の打ち直しです。』
寝具製作技能士が技と心を込めて仕上げた手作り布団
●寝具製作技能士とは
寝具製作技能士とは、国家資格である技能検定制度の一種で、指定機関が実施する寝具製作技能士に関する学科及び実技試験に合格した者をいいます。
試験は、学科と実技があり、一級ともなると、かいまき(夜着)の製作をしなければなりません。
決められた時間内に、裁断、縫製、綿入れをし、仕上げまでを行います。
●手作り布団とは
高温多湿の日本で長い間使用されてきた綿わたを使っています。
日に干せば優れたかさ回復力でふっくらふくらみます。
敷布団でいえば、全体をかまぼこ型にして仕立て上げている為、体圧が中央に集中しても中央部分がへこまないような工夫をして作られています。(機械入れとの大きな違いです!)
また、わたの種類、特性によって使い分けています。
長期間使用してへたってきたら再生(打ち直し)出来るのも大きな特徴です。
●なぜ木綿わたなのか
木綿わたは繊維が一本一本パイプ状なので布団として重要な要素である
弾力性・保湿性・通気性・吸湿性・排湿性を最も持ち合わせています。
植物繊維の木綿わた、生産過程においても綿畑は地球上の二酸化炭素を吸収し、きれいな酸素を生み出す、環境にやさしい繊維製品です。